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「ラブリラン」 天沢アキ "仕掛け"に依存しない、巧みな心理描写に感心! 【COMIC】

読みたいマンガがたくさんある中、選んだ1冊。

ラブリラン 天沢アキ | Kiss | 講談社 

ラブリラン(1)(プチキス)

ラブリラン(1)(プチキス)

 

 典型的な記憶喪失モノ、恋愛経験0モノかと思いきや、

この作品の魅力の肝は、ストレートでリアルな恋愛心理描写にあると思います。

仕掛けや、謎解きが楽しいという感覚より、その謎が解けたときに、この登場人物はどんな反応をするんだろう?という楽しさが勝ります。

これも、序盤から心理描写が巧みで、読者が世界に感情移入できている結果ではないでしょうか。

あらすじ

仕事はデキるが30歳にして恋愛経験がないサヤカは、大学時代のゼミ仲間・鷺沢くんにずっと片思い。念願の初デートの前夜、眠りにつくが、目覚めるとそこは1ヵ月後の世界。感じの悪い職場の後輩・町田くんと同棲を始めていた!