人生、日々、微糖。

カフェ、アート、音楽、映画、雑貨・・・のほほんと、日常にプラスアルファできる小さな幸せを紹介していきます

今日みた映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」

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ひとことでいうなら、日々の小さな幸せに気づき、元気になれる作品だと思います。

 原作小説も数年前に読んでいたのですが、「図書館戦争」シリーズとは違う有川浩さんの魅力や、素敵な装丁がとても印象に残っていました。...

 ごく平凡な会社員の女性が、家の前で倒れていた青年と出会い・・・という、一見奇妙な始まり方をしますが、全体的には劇的な展開や脇役の活躍もなく、主役2人(岩田剛典さん、高畑充希さん)の日常が毎月描かれていきます。個人的には、その単調さが逆に作品にハマってる感じがしました。

 岩田さん、高畑さんの表情のアップが多いのも特徴。2人が本当に幸せそう、やさしそうな目をしていて、見ているだけで心がポカポカしてきます。観客が、自分を重ねやすいような演じ方をされるな、と思いました。

 恋をすると(それが小さく、儚いものだとしても)、日常という花壇に芽が生えてくる感覚。景色が変わる感覚。1つの食事、おはよう、おやすみ、ごめんね・・・すべてが温かみを増す感覚。そんなものを、作品を通じて共有できた気がします。